August 10, 2005

中国2銘柄の結果

スイッチングコストが高いストック型ビジネスということで、チャイナモバイル(9041)とPICC(2328)を選択したわけだが、当初の私の見込は下記のようであった。
チャイナモバイル
携帯電話の爆発的普及は続いている。通信バブルの崩壊で9041の株価もピークの1/5程度まで下がっていた。香港市場の代表的な指標銘柄なので、以前のような急上昇はないかもしれないが、当時の実績PER12倍程度は割安であると判断した。配当利回りも3%近くあったため、急上昇がなくても安定保有銘柄として毎期10%程度の株価上昇があれば、良しとすることにした。SECに上場しており、米国基準の英文財務諸表20Fが見られることも良い材料であると判断した。
PICC
中国NO.1の損保会社であり、元請保険料で7割のシェアは魅力的。モータリゼーションの拡大に伴って、自動車保険市場が拡大した場合、真っ先に恩恵を受ける会社であると判断した。当時はIPO直後で実績PERは30倍を超えていたが、今後の自動車保険市場の成長を考えると、(当時中国の自動車株は急上昇していた。)割高感はないと考え、投資を決定した。
投資割合は、チャイナモバイル:PICCで6:4とした。日本株は4年近くの経験があったものの、中国株は初めてであったため、より安定度の高いチャイナモバイルの比率を高めた。両銘柄共に過去数期間の財務諸表や開示英文資料には目を通し、大きな問題はないと判断した。(チャイナモバイルの英文開示資料には、リスク情報がうんざりするほど書いてあり、嫌になったが。)こういう時は、本業の知識、経験が生きる。
結果は以下の通り。
China Mobile
PICC

00:21:04 | cpainvestor | | TrackBacks