March 09, 2006

IPO銘柄の行末

毎年100社以上のIPOが続いている。こういった会社は、この後どうなっていってしまうのかいつも考えてしまう。次の不況が来たときに、生き残れる会社は一体何社あるのだろうか・・・。IPO銘柄の行く末について考えてみると、だいたい以下の3つぐらいに絞られる。
? スピードの差異はあっても、順調に業績を拡大し、東証1部上場企業となる。
(角度はどうあれ右肩上がりベクトル)
? 業績はなんとか利益を出せるレベルを維持し、万年新興市場銘柄となり、市場の底だまりとなって存在する。
(右肩下がりベクトルの後、水平線を低空飛行する)
? 業績悪化の後、上場廃止、もしくは他社へ身売りする。
(角度はどうあれ右肩下がりベクトル)
次の不況期に問題になるのは、?である。大量の抜け殻上場企業が発生する中で、証券取引所の実質審査も手薄なところも手伝って、必ずこれらの会社を何らかの方法で買収するなり、傘下におさめるなりして「裏上場」のようなことをしでかす会社が続出するような気がする。「業態変更」といえば聞こえはいいが・・。
投資家としては、事業内容のメンテが必要となる。騙される投資家が悪いとまた言われるだろうから。


23:26:59 | cpainvestor | | TrackBacks