May 25, 2006

一般投資家への極限までのリスク移転

 それにしても、最近のIPO銘柄、一般投資家へのリスク移転が激しすぎると思うのは私だけだろうか。直前期の売上が、3億そこそこしかないような会社A、や会社Bが上場している。いくら利益率は高いといえ、事業基盤が整っているとはとうてい言えない規模である。
当然大手の主幹事は引き受けないが、そんな銘柄でも上場させてくれる主幹事証券会社と市場があることが、そもそもすごい。さすが、「世界一株式公開がしやすい市場になった」と言われるだけのことはある。

  両社の上場を否定するわけでは決してないが、いずれも、子会社、関連会社なので、株主の意向により利益が操作される懸念は常にある。そういったリスクを投資家は本当に理解して購入しているのだろうか・・・。
  少なくとも、私はこんなマネーゲームに、参加する度胸もない。
次の不況でいったい何社のリビングデッド公開会社が出るのだろうか。


00:37:36 | cpainvestor | | TrackBacks