April 20, 2007
善き人のためのソナタ
今日は、夜、少し時間ができたので、本年度のアカデミー外国語映画賞受賞作「善き人のためのソナタ」を見てまいりました。
この映画は、冷戦下の東ドイツで、体制に批判的な作家や芸術家の盗聴を行っていた国家保安省の役人が主人公となっています。冷戦下の東ドイツでは、多くの国民の生活が、様々な面で監視下に置かれていました。ある芸術家の監視をしているはずの監視官の心が、盗聴を続けているうちに揺り動かされていく様がよく描かれており、最後は涙を誘う結末でした。
久しぶりに胸にドカンとくる映画を見ました。流れる音楽もまた、素晴らしく、涙を誘います。変なカタカナを使わない「邦題」もまた、良いなと思いました。
もともと、私は、単館上映の作品がかなり好きで、独身時代は時々一人でシネスイッチ銀座や渋谷ル・シネマに仕事帰りに見に行くのが楽しみの一つでした。最近は仕事に追われて、映画を見に行く時間など全くありませんでした。そのせいか、心もカラカラに乾ききっていたように思います。
しばらくぶりに、この映画から、「心の潤い」をもらったような気がします。渋谷での上映はもうすぐ終わってしまうようですが、最近はDVD化されるのも早いはずですから、皆さんも見てはいかがでしょうか。これはオススメです。
00:50:23 |
cpainvestor |
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