April 03, 2007

知的刺激


  今日は、シェアーズの山口さんと、セミナーの打ち合わせを行いました。
投資家の皆さんに今回の内容をいかにわかりやすく伝えるか、そして、その知識をどう自らの投資行動に生かしてもらうか」その一点について、真剣に議論しました。私にとって非常に有意義な時間でした。

  やはり、異分野の方とのコラボレーションは、大きな知的刺激になります。山口さんのコンセプトのまとめ方、分析の切り口には、思わずうなりました。すぐに頭に浮かんだイメージを図やチャートにして書き出す様を見て「よく訓練されているなあ」と改めて思いました。おそらく何十というレポート、提案書などを書いた経験があるのだと思います。
 おかげで、私の作業は、やり直し部分が増えましたが、「納得」の指摘だったので、これもより良いものを創り出すための「生みの苦しみ」だと思ってがんばります。(泣)


  当日は、IXIの中間決算短信を受講者に事前にお配りし、その粉飾事例研究からスタートします。そこから、様々な粉飾事例を体系化し、個別事例を「文書に落とせない話」も含めて現場経験者の立場から解説します。個々の事例について、「そこからどんな投資の教訓が得られるか」を受講者の皆さんにもじっくり考えてもらいたいと思っています。
 
  そして、最後は、「粉飾事例や、大幅な下方修正事例に遭遇するのをできる限り避けるためには、個人投資家としてどういったようなことを考えていけば良いのか」を私達会計士の実際の監査アプローチなどをヒントに、私なりに考えていることをお話できればと思っています。

  付録として、「私なりの投資手法」と「怪しい兆候チェックリスト」などをおつけしたいと思っています。半日という短い時間ですが、これまでの知識、実務経験を凝縮した良いものにしたいと考えています。録画もしないことにしてもらったので、守秘義務に触れない範囲で、遠慮なくしゃべります。お楽しみに。(笑)

  当日、多くの皆さんと共に考え、セミナー終了後に美酒を飲めるのを楽しみにしております。
 
 
  週末、平日深夜の労働で家族に大きな借りができてしまいました。これが終わったら、どこか温泉にでも皆を連れて行き、子供とめいっぱい遊んであげたいと思います。


01:28:19 | cpainvestor | | TrackBacks