July 27, 2007

北海道旅行記(1) Chinese & Aussie Power


  幼子連れののんびり旅ということで、札幌に数日ゆっくり滞在した後、景観が美しい積丹半島をぐるっと巡るルートを経由して、ニセコまで来ました。ニセコでは、コテージを借りて自炊をしながら、しばらく滞在し、連日、レンタカーで周辺を散策しています。(幼児連れでは、レストランに入るだけで気疲れするので、この方がずっと楽で経済的です。)

 
  それにしても、北海道に来てびっくりしたのは、「観光地」と言われるところは、どこに行っても、中国語(すみません、北京語か広東語かまでは、私にはわかりません。)や韓国語が聞こえてくることです。札幌や、小樽、積丹半島などのいわゆる景勝地では、むしろ日本人が少数派なくらいでした。札幌市街の土産物店では、中国(台湾を含む)の方が観光バスで乗り付けて、大挙して押し寄せている光景を何度か見ました。これは、もう10年以上前になりますが、私が学生時代に全国一周の貧乏旅行で北海道の観光地に来た時には、まったく見られなかった光景でした。中国経済圏の急速な経済発展の恩恵は、私の投資パフォーマンスの向上のみならず、かの国の富裕層に「日本への海外旅行」を楽しませる余裕を与えるというところまできたようです。

  ニセコは、Powder Snowに覆われる冬のスキーが有名ですが、夏も自然と温泉が一杯で、十二分に楽しめることを実感しています。「癒し」という言葉、あまり私は好きではありませんが、美味しい空気や水と目に優しい緑、カラッとした気候は、本当に気持ちを和ませます。ここに別荘を持つ人が多くいる理由がわかります。

  ただ、ニセコに来て一番びっくりしたのは、今、まさにオーストラリア人向けのコンドミニアムが続々と建設されているということでした。今私達が借りているコテージの真向かいも、オーストラリア人オーナーが別荘を建設中のようです。資源高と10年近くに渡る好景気で、オーストラリアにも続々と新しい富裕層が誕生しているらしく、あまり雪になじみのない国のお金持ちの方々が、かの国の真夏の時期に、時差のないこの国のPowder Snowを求めて、たくさんやってくるらしいです。地元の人の話では、一部、ブームに目ざとい香港華僑の資金も入っているようですが、現在、この地は、外資主導で、新たなリゾート開発が進んでいる段階にあるようです。私も知りませんでしたが、子供を乗せた馬を引いてくれたお姉さんによれば、宅地の地価上昇率でニセコは2006年度全国No.1 の上昇率らしいです。


  皆、BRICS、BRICSと叫びますが、オーストラリアの企業に、少し投資しておく必要があったようです。今からでは、さすがにもう遅いか・・・、まあ検討はしてみましょう。

(続く)



 写真は、ニセコヒラフの展望台から撮影した羊蹄山(蝦夷富士)です。


Mt.Ezofuji

00:33:36 | cpainvestor | | TrackBacks