September 05, 2007

スランプ



  新しい環境となってから、既に1ヶ月が経ちましたが、なかなか仕事の調子が乗ってきません。頭では「そろそろエンジンをかけなければ」と思うのですが、特に集中力がついていかず、すぐにネットサーフィンなどをしてしまいます。

  もちろん覚えなくてはならない新しい環境での膨大な手続や、ものすごく厳しいコンプライアンス部門に手を焼き、なかなかお客様との契約書が締結できないなどの、いわゆる本業以外の部分のフラストレーションが多分にモチベーションを下げているきらいはあるのですが、それを差し引いても、「本気で仕事に取り組みたい」という内なる欲求が沸いてきません。こんなことは、ここ5,6年はなかったように思います。

  そんなときに限って、いくつもの仕事のオファーを頂いたりして、既に私の手帳はToDoメモで埋め尽くされているのですが、なかなか意欲が沸いてきません。こういうときに、「やらされ感いっぱいのレポート」などをアウトプットすると、ロクなことはないと思うのですが、スケジュールの都合上、やらざるを得ない仕事が山積しております。気分転換をしようとも思うのですが、時間的にかなり追い込まれつつある上、「何か別のことをしよう」という元気すら、あまりなかったりするわけです。

  こんなとき、読者の皆さんは、どうやってスランプから脱出されているのでしょうか。「短時間でできる私のスランプ脱出法」をお教え頂ければ幸いです。


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August 09, 2007

泣きたい方、どうぞ

  

  やや、設定が強引だとは思ったものの、最後は涙、涙。

  最近心が乾いていると感じている方、何かに思い悩む方、素直に泣きたい方、どうぞ。


「私たちの幸せな時間」

  職場が銀座に近くなるといいこともあります。


Our happy time

21:38:28 | cpainvestor | | TrackBacks

July 29, 2007

北海道旅行記(2) 外部環境への適応があまりに遅い観光業


前回のエントリーの続きです。

  残念なのは、アジアから来る外国人観光客という新しい客層のニーズを十分に捉え切ることができずに、昔ながらの営業スタイルを続け、その結果、「生ける屍」状態となっている観光名所や土産物店がとても多いことです。もしかすると、高齢の店主は、年金などがもらえるため、店自体は閉鎖しなくても良いのかもしれませんが、商売する気があまりない古ぼけた店舗がいくつも立ち並ぶ光景は、見ていてあまり気持ち良くありません。

  先日も、洞爺湖まで足を伸ばしましたが、とても来年サミットが開催されるとは思えない寂れ方です。遊覧船乗り場近くのホテルでさえ、老朽化が目立ちます。火山活動等のハンディキャップがあったとはいえ、日本人として、ここがそのまま世界に中継されたりするとすれば、残念な限りです。「拓銀の遺物」と言われているサミットの拠点宿泊所、「ウィンザーホテル洞爺」は別格なのかもしれませんが、それにしても、美しい景色を十分に生かしきれていない気がします。

  北海道の観光地の中でもニセコがかなり活気を保っているのは、外国からの投資を呼び込めていることもあるのでしょうが、「自然の中でのアクティビティ重視」の観光サービス会社が充実していることもあるのだと思います。外国人が経営するものもいくつかあるので、英語によるガイドなども可能な上、カヌー、ラフティング、トレッキングツアーなど「そこにある自然をそのまま楽しむ」系のサービスがとても充実しています。これは若者には、とっつき安いと思います。英語や中国語のコミュニケーションができる安宿を充実させれば、この町はまだまだ活気が出そうな気がします。

  過去にニュージーランドを旅した時、南島のクイーンズタウン周辺の景色とこれを満喫するトレッキングツアーに参加して、とても感動した記憶がありますが、ニセコに来て、それを少し思い出しました。

  考えてみると、ニュージーランドやオーストラリアは、場所によっては観光業しか雇用の受け皿がない場所も多く、そのため、工夫をこらした観光名所のツアーやアクティビティが逆に充実しているのかもしれません。日本の観光地も、もしかすると、もっともっと疲弊した方が、競争力のある地域には、多くの知恵とサービスが生まれるのかもしれません。すぐに変なテーマパークを作るなど「ハードウェア」に頼るのではなく、複数言語による情報発信、地元の人には当たり前だと思うような「そこにある自然」を活用した多様なツアーやアクティビティなど、いわゆる「ソフトウェア」を重視した戦略をとれば、「治安の良さ」は未だ世界最高水準にあるだけに、まだまだ観光客からオカネを落としてもらえる気がします。「一人当たり客単価を下げても、できるだけ客数を呼ぶ」戦略の方が活気が出て、有効だと思います。


  もう「テディベアミュージアム」を作ったり、一泊二食付きのパックに固執したりするスタイルでは生き残れないはずです。外国語対応、幼児連れ家族の滞在可能なB&Bやコテージ、日帰り温泉、外国語対応可能なアクティビティやガイドツアーの充実などを、切に望みます。


P.S.
  神仙沼という高原湿地帯に行きましたが、遊歩道がよく整備されていて、ベビーカーを押しながらでも湿原の雰囲気を十分に楽しむことができました。近くに行かれる方、オススメのスポットです。


(写真)有珠山展望台から洞爺湖を望む

Toyako Lake

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July 27, 2007

北海道旅行記(1) Chinese & Aussie Power


  幼子連れののんびり旅ということで、札幌に数日ゆっくり滞在した後、景観が美しい積丹半島をぐるっと巡るルートを経由して、ニセコまで来ました。ニセコでは、コテージを借りて自炊をしながら、しばらく滞在し、連日、レンタカーで周辺を散策しています。(幼児連れでは、レストランに入るだけで気疲れするので、この方がずっと楽で経済的です。)

 
  それにしても、北海道に来てびっくりしたのは、「観光地」と言われるところは、どこに行っても、中国語(すみません、北京語か広東語かまでは、私にはわかりません。)や韓国語が聞こえてくることです。札幌や、小樽、積丹半島などのいわゆる景勝地では、むしろ日本人が少数派なくらいでした。札幌市街の土産物店では、中国(台湾を含む)の方が観光バスで乗り付けて、大挙して押し寄せている光景を何度か見ました。これは、もう10年以上前になりますが、私が学生時代に全国一周の貧乏旅行で北海道の観光地に来た時には、まったく見られなかった光景でした。中国経済圏の急速な経済発展の恩恵は、私の投資パフォーマンスの向上のみならず、かの国の富裕層に「日本への海外旅行」を楽しませる余裕を与えるというところまできたようです。

  ニセコは、Powder Snowに覆われる冬のスキーが有名ですが、夏も自然と温泉が一杯で、十二分に楽しめることを実感しています。「癒し」という言葉、あまり私は好きではありませんが、美味しい空気や水と目に優しい緑、カラッとした気候は、本当に気持ちを和ませます。ここに別荘を持つ人が多くいる理由がわかります。

  ただ、ニセコに来て一番びっくりしたのは、今、まさにオーストラリア人向けのコンドミニアムが続々と建設されているということでした。今私達が借りているコテージの真向かいも、オーストラリア人オーナーが別荘を建設中のようです。資源高と10年近くに渡る好景気で、オーストラリアにも続々と新しい富裕層が誕生しているらしく、あまり雪になじみのない国のお金持ちの方々が、かの国の真夏の時期に、時差のないこの国のPowder Snowを求めて、たくさんやってくるらしいです。地元の人の話では、一部、ブームに目ざとい香港華僑の資金も入っているようですが、現在、この地は、外資主導で、新たなリゾート開発が進んでいる段階にあるようです。私も知りませんでしたが、子供を乗せた馬を引いてくれたお姉さんによれば、宅地の地価上昇率でニセコは2006年度全国No.1 の上昇率らしいです。


  皆、BRICS、BRICSと叫びますが、オーストラリアの企業に、少し投資しておく必要があったようです。今からでは、さすがにもう遅いか・・・、まあ検討はしてみましょう。

(続く)



 写真は、ニセコヒラフの展望台から撮影した羊蹄山(蝦夷富士)です。


Mt.Ezofuji

00:33:36 | cpainvestor | | TrackBacks

July 22, 2007

北の大地へ

  
  私事ではありますが、この7月末で現在の職場を離れることになりました。3年前に職場の研修にからめて、ここに行って以来、10日以上の長い休暇を取得することは、実質的にできない日々が続いておりました。こういう機会は、そうそうないので、少しゆっくり休もうと思っています。

  今回は、日頃の貧弱な家族サービスのレベルを一気に挽回すると共に、丸9年走り続けた私自身の心身のリセットも兼ねて、2週間弱ですが、家族を連れて旅に出ることにしました。

  国内と海外、最後まで迷いましたが、1歳の次男坊がいることを鑑み、今回は国内旅行としました。どうせ行くなら、「今がベストシーズンのところを」ということで、北海道を選びました。しばらく、「心の洗濯」をして参りたいと思います。

  気が向けば、旅先での更新もしたいと思っています。読者の皆様、今後も、ご愛顧のほどをよろしくお願い致します。


00:02:54 | cpainvestor | | TrackBacks