November 02, 2005

日本のストック型ビジネス? 亜細亜証券印刷(7893)その2

データの電子化とセキュリティの重要性が急速に高まっていることが、逆に元印刷会社であった亜細亜証券印刷を潤している。
 亜細亜証券印刷にディスクロージャー資料の印刷を依頼する顧客の多くが、開示資料のデータ管理業務も一部もしくは全部を亜細亜証券印刷に委託しているものと思われる。これが年々積み重なっていくと、顧客企業のディスクロージャー資料は完全に亜細亜証券印刷に握られることになる。
 こうなった段階で、唯一のライバル会社である宝印刷が営業をしかけてきても、そうそう顧客は契約をスイッチできない。また、そもそも2社寡占であるから、そういった激しい顧客の奪い合いも今のところそれほどないであろう。
 REITやIPOで新規上場が増え続ける限り、証券市場の活況が続けば続くほど、業績は急拡大するだろう。
 それにしても、高くなったものである。売却時期が難しいが、近いうちに再度理論株価をざっくり算定した上で売却を検討したい。



00:57:08 | cpainvestor | | TrackBacks