August 13, 2006

ポーラ美術館

 今週は、箱根に数日滞在し、本当に何年ぶりかの優雅な夏休みを過ごしました。(仕事の締め切りに追われていない休日はいつ以来か・・・)芦ノ湖畔のホテルも非常に快適で、だいぶリフレッシュできました。普段、何かと仕事の犠牲を強いている家族との関係も大分リカバリーしたように思います。

   休暇中、立ち寄った施設の中でオススメの美術館があったので紹介致します。

   化粧品会社POLAのオーナーのコレクションをもとに2002年に箱根仙石原に開業したPOLA美術館に行ってきました。私有のコレクションということで、職業柄、「相続対策かな?」などとすぐせこいことを考えて、あまり期待しないで行ったのですが、これがびっくり、近代以降の西洋美術に関しては、日本の美術館では、おそらく5本の指に入るレベルのコレクションだと思います。日本人の個人のコレクションでは、大原美術館石橋美術館と並んで最高水準のものであることは間違いないと思います。
   日本人の大好きな印象派の絵画から、ピカソやカンディンスキーまで本当にメジャー画家の作品の目白押しです。これだけの作品群がこの美術館が開館されるまで、非公開でオーナー個人とその親族などが見ていただけというのもまた、驚きました。
   美術館本体の建物も周囲の自然と調和しており、大変美しく、久しぶりに癒されました。かつて、よくバックパックで海外一人旅をしていた頃は、美術館めぐりが趣味のひとつでしたが、家族持ちになった今では、「ゆっくり美術を堪能する」といった余裕もなかなかありませんでした。妻と交替で子供を見ながらの鑑賞でしたが、久しぶりに有意義な時間を過ごすことができました。皆さんも是非訪れてみてください。建物だけが立派なそんじょそこらの公立美術館とはレベルが違います。

  最近は、印象派の絵画を見ても、あまり刺激を受けなくなりました。私が最も気に入った一枚は、このカンディンスキーの1枚です。また、ゆっくり訪れてみようと思います。


04:06:31 | cpainvestor | | TrackBacks