April 20, 2007

善き人のためのソナタ


  今日は、夜、少し時間ができたので、本年度のアカデミー外国語映画賞受賞作「善き人のためのソナタ」を見てまいりました。

善き人のためのソナタ

  この映画は、冷戦下の東ドイツで、体制に批判的な作家や芸術家の盗聴を行っていた国家保安省の役人が主人公となっています。冷戦下の東ドイツでは、多くの国民の生活が、様々な面で監視下に置かれていました。ある芸術家の監視をしているはずの監視官の心が、盗聴を続けているうちに揺り動かされていく様がよく描かれており、最後は涙を誘う結末でした。


  久しぶりに胸にドカンとくる映画を見ました。流れる音楽もまた、素晴らしく、涙を誘います。変なカタカナを使わない「邦題」もまた、良いなと思いました。


  もともと、私は、単館上映の作品がかなり好きで、独身時代は時々一人でシネスイッチ銀座渋谷ル・シネマに仕事帰りに見に行くのが楽しみの一つでした。最近は仕事に追われて、映画を見に行く時間など全くありませんでした。そのせいか、心もカラカラに乾ききっていたように思います。


  しばらくぶりに、この映画から、「心の潤い」をもらったような気がします。渋谷での上映はもうすぐ終わってしまうようですが、最近はDVD化されるのも早いはずですから、皆さんも見てはいかがでしょうか。これはオススメです。



Posted by cpainvestor at 00:50:23 | from category: l.Cofee Break | TrackBacks
Comments

空色:

こんばんは。
私もかなりの映画好きで、独身時代はよく1人で観に行きましたが、子供が産まれてからはからっきし。妻は「1人で観に行ってきたら?」と行ってくれますが、妻と娘のことを考えると気が引けて・・
育児が落ち着いてからと考えると当分行けそうにないので、映画はしばらく我慢して、自宅で家族とDVDを観ようかと思っていて、TVの購入を検討中です。うちにはTVゲーム用に妻の実家から持ってきた、年代物の14インチがあるだけなので(笑)
(April 21, 2007 16:46:16)

cpainvestor:

 空色様
 私も、普段あまりテレビは見ないのですが、我が家のテレビは子供が生まれて、「お母さんと一緒」などを見るために、主に使われています。当然こわれるまで、もしくは地上波アナログが廃止されるまで、ブラウン管テレビを使い続ける予定です。(笑)
上記の映画はオススメです。
(April 23, 2007 20:00:32)
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