September 05, 2007

スランプ



  新しい環境となってから、既に1ヶ月が経ちましたが、なかなか仕事の調子が乗ってきません。頭では「そろそろエンジンをかけなければ」と思うのですが、特に集中力がついていかず、すぐにネットサーフィンなどをしてしまいます。

  もちろん覚えなくてはならない新しい環境での膨大な手続や、ものすごく厳しいコンプライアンス部門に手を焼き、なかなかお客様との契約書が締結できないなどの、いわゆる本業以外の部分のフラストレーションが多分にモチベーションを下げているきらいはあるのですが、それを差し引いても、「本気で仕事に取り組みたい」という内なる欲求が沸いてきません。こんなことは、ここ5,6年はなかったように思います。

  そんなときに限って、いくつもの仕事のオファーを頂いたりして、既に私の手帳はToDoメモで埋め尽くされているのですが、なかなか意欲が沸いてきません。こういうときに、「やらされ感いっぱいのレポート」などをアウトプットすると、ロクなことはないと思うのですが、スケジュールの都合上、やらざるを得ない仕事が山積しております。気分転換をしようとも思うのですが、時間的にかなり追い込まれつつある上、「何か別のことをしよう」という元気すら、あまりなかったりするわけです。

  こんなとき、読者の皆さんは、どうやってスランプから脱出されているのでしょうか。「短時間でできる私のスランプ脱出法」をお教え頂ければ幸いです。


Posted by cpainvestor at 20:09:56 | from category: l.Cofee Break | TrackBacks
Comments

ファン:

まずレタスを用意します
(September 05, 2007 23:32:41)

gotospace:

ご無沙汰しております^^
私の場合は、名言と呼ばれる言葉を
いろいろと読んで気持を鼓舞したりしてます。
言葉のエネルギーをもらう感じでしょうか。
ご参考になれば幸いです。
(September 05, 2007 23:45:45)

rita:

あぅ…cpainvestorさんが、スランプ?イメージ湧きません…。
やはり、それなりの時間が必要になってしまいますが、好きな誰かと話す。できれば、熱い魂を燃やしている人に会って、刺激を受けると同時に、自分が今マイナスだという相談をして【喝!】入れてもらう。

バッティングセンターは行ったことがないけど、そういうのもいいかも。私の場合はカラオケ。

あ!!
好きな誰か(居心地の良い誰か)と、美味しいものを食べる!これが最強かも。
(September 06, 2007 01:32:24)

MASS:

スランプ脱出方法
1.イメージ
 自分のベストな状態を通勤中の電車の中や寝る前、入浴中、トイレでイメージする。具体的なのが良い。
2.演じる
 ベストな自分を演じてみる。
どうせやらなければならない仕事だ。
どうせなら楽しもう。
そうだ。ベストな自分を演じるのだ。
やってるうちに、演じてることを忘れる。(笑)
(September 06, 2007 13:42:09)

はるごん:

はじめまして。
いつも拝見させていただいています。

私の場合はこんな感じでしょうか。
?モチベーションの高い人と話をする。
?会議室に一人で篭もり、ホワイトボードに考えていること(仕事に限らずモヤモヤしているところ)を、とにかく書きまくる。

?は人を否定するタイプの人だと却ってへこんじゃいますが、前向きな話を聞いていると何となくこっちもひきずられるようなことがあります。
?はホワイトボードって紙と違って書く面が大きいので、変な表現ですが「開放的」な感じで色々書けるんですよね。
書いている内に段々とモヤモヤしていることを吐き出しているような感じになって、気分的にもすっきりしてきます。
上手くいけば、一番行き詰っていたところを色々と書き出すようになって、なかなか手につかなかったところを考えれたりします。
(September 07, 2007 04:26:02)

cpainvestor:

皆様

いろいろなアドバイス、ありがとうございます。たいへん助かります。

モチベーションの高い人、居心地の良い人と会って話をする
→確かに引きづられて良くなる可能性もありますね。ただ、人に会うのすら億劫なときもありますよね。困ったものです。

イメージトレーニング、できるヒトを演じる
→いろいろとやってみます。

とにかく、頭を整理して、書きまくる
→仕事で思考を整理するときによくやりますが、頭が冴えていないときにやると、私の場合、逆効果のような気もします。

レタスを用意する
→意味がつかめません。もう少しヒントを下さい(笑)。

結局、Partial Owner(角山さん)のコラムにあるように「じっと座って仕事をしているのがいい」「短時間でできるスランプ解消法はない」というのが、正解のような気も致します。

とにかく、いろんな締め切りに追い込まれてきたので、この週末の火事場の馬鹿力と追い込みスパート力にかけます。

他にもいいアイデアがあったら、皆様、アドバイスをお願いします。
(September 07, 2007 07:05:35)

グレゴリアン:

こんばんは。しばらくぶりです。

スランプってありますよね。
僕もどうしようもないくらいやる気がなくなってしまい、「もう仕事できないんじゃないか?」と思ったりしたことがあります。

でもそんなときでもやるべき仕事をこつこつと続けて行きます。すると、ふとしたことでみるみるエンジンが掛かってきていつの間にか元通りに戻っていることが多いです。

きっと自分自身が「ミスターマーケット」みたいになっているのでしょうね。

あと、ほんの1分でも良いですから全てのことを忘れて何も考えずに息をし、脈を打っている自分自身を感じ取ってみてください。意外とすっきりするかもしれませんよ。
(September 07, 2007 23:28:49)

株で大損してしまってますが:

はじめまして。いつも勉強させていただいております。
自分も語学が必須な苦手な部署に身を置いている関係で、できるだけ出番が来ないことを願うなど、苦しいと思うことがあります。
来た仕事はすべて締め切りを書き、とにかくできることからやっていくしかない、と割り切るのですが。

10年後までの計画を考えてみたり、自己啓発書の類やエネルギーのある方の本を読むってのは結構いいかもしれません。
大前研一さんとかどうでしょう?

漫画とかお読みになられますか?
映画や小説とかは結構エネルギーも必要だったりして、疲れているときは億劫になり、読む気が起きないこともありますが、漫画は結構気軽に読めて、ときに元気になることもあります。
例えば、「イキガミ」という漫画ご存知でしょうか?突然あと1日で死んでしまうことを突然知らされた人たちの話です。こういう命や時間など考えると、何かエネルギーが沸いてくることがあります。
(September 09, 2007 17:50:38)

こやじー:

 はじめまして。
 たまに見させていただいています。

 僕ならそういうときには、ゲームセンターでオンライン麻雀ゲームですね。

 短時間で済み、意識が100%切り替わるので、リフレッシュになります。
 あほなやり方ですみません。
(September 09, 2007 20:18:34)

うぉーにん:

はじめまして。

「仕事と無関係の友人に会い、ぐちぐちしてみる」というのもありますが、そのほかに「創造性を要しない単純作業を続ける」というワザもあります。
普段は人任せなルーチンワークをひたすらやってみたり、家ではひたすら千切りみじん切り。頭の中が真っ白になります。
(September 09, 2007 23:38:32)

燃え尽き症候群:

「燃え尽き症候群」とは何のことだろうか。それは,「ある目標を目指して献身的な努力を払ったのに報われないときに見られる症状」で,疲労,失意,自己嫌悪といった感情を伴って現われる,とマイニチ・デーリー・ニューズ紙は述べている。日本の医師や看護婦498人の精神衛生に関して調査がなされたとき,結果として,看護婦のうち精神に幾分変調を来たしていた人が約37%,そして燃え尽き症にかかっていた人が32%ほどいたことが明らかになった。医師たちの中で,最も深刻な影響を受けていたのは精神科医だった。そのおよそ4分の1は「極度の燃え尽き症の症状を呈していた」と,同紙は報じている。
(September 10, 2007 12:01:23)

燃えつきやすい人々:

ある種の病気にかかりやすい人がいるのと同じように,他の人よりも燃えつきやすい人々がいます。カリフォルニア大学の社会心理学の教授,エリオット・アローンソンは,「燃えつきるには,まず最初に燃えていなければならない」と述べています。ですから燃えつきやすい人は,高い目標と理想に燃えているような人々です。燃えつきの犠牲になるのは,社内でも選りすぐられた人々であることも少なくないと言われています。

燃えつきやすい人々の人格特性を要約して,日本赤十字看護大学の稲岡文昭教授は「燃えつき症候群」という本の中で次のように書いています。「燃えつきに陥る傾向にある人は,共感的,人間的,繊細的,献身的,理想的な志向が強く,いわゆる機械志向でなく“人間志向”である」。

燃えつきやすい人を締め出すためのテストを開発するよう依頼された一専門家は,そのテストはむしろ人を雇うための基準として用いられるべきだと述べました。また,「会社がしなければならないのは,燃えつきてしまうまで気遣う人を見つけ……次いで,燃えつきと闘うためのプログラムを開発することだ」とも語りました。

特に燃えつきやすいのは,ソーシャルワーカーや医師や看護婦や教師など人間志向の勤めにかかわっている人々です。そうした人々は一生懸命人を助けようとし,人の生活を向上させるために献身的に働き,自分で時として達成しがたい目標を立てて,そこに到達できないと分かると,燃えつきてしまいかねません。優しい母親も同じ理由で燃えつきることがあります。
(September 10, 2007 12:09:09)

人はなぜ燃えつきるのか:

看護者たちを対象にした調査は燃えつきに至る三つの要素を明らかにしています。第一に挙げられているのは,イライラの種になる日常の苛立事の量です。例えば,調査の対象になった看護者の大半は重い責任を担い,患者とのかかわりの難しさに対処し,新しい機器に慣れ,かさむ出費に立ち向かい,不規則な生活に耐えなければなりません。「こうした日常苛立事は,燃えつき状態をもたらす最も大きな影響力になっている」と,「燃えつき症候群」という本は述べています。問題が解決されないまま残ると,イライラはつのるばかりで,燃えつきへと至ります。

第二の要素として言及されていたのは,支えとなってくれる人,すなわち自分の抱える様々な問題を打ち明ける人がいないことです。ですから,ほかの母親たちとの行き来のない母親のほうが燃えつきる可能性が大きいのです。前述の調査から,既婚の看護者より独身の看護者のほうが燃えつきやすいことが分かっています。そうではあっても,夫と妻との間に率直な話し合いがなければ,結婚しているために日常の苛立事が増えることもあります。皆が家にいたとしても,家族の者がテレビに夢中になっていては,かえって孤独を感じるかもしれません。

三番目の要因は無力感でした。例えば看護者は,職場で物事を変える権限を持たない場合があるので,医師よりも無力感を味わう可能性が高くなります。職場の中間管理職は力の限りに努力しても何にもならないと感じると,燃えつきることがあります。ある人材活用担当部長が述べたように,燃えつきは,「ひとかどの意見を言おうとしても耳を傾けてもらえず挫折を味わう」結果生じます。

人間の経験する無力感は,感謝の念のない土壌で芽を出し,燃えつきという実を生み出します。主婦は家事や子供の世話にどれほどの仕事が関係しているかを夫が認めてくれないと燃えつきてしまいます。中間管理職は,立派に仕事を成し遂げたのにそれは認めてもらえず,上司がささいなミスばかり粗探しをするようだと,燃えつきてしまいます。「肝心なのは,自分が努力したら,だれしも感謝され,認めてもらう必要があるということだ。しかし,家庭であれ職場であれ自分の努力が報われないところで働いていると,燃えつき状態に陥りやすくなる」とペアレンツ誌は述べています。

興味深いことに,看護者の燃えつきる割合が高いのに対して,産科医が燃えつきを経験する割合はかなり低くなります。産科医の仕事は概して新しい生命を世に誕生させる手助けをすることに関連しています。お父さんもお母さんも産科医の仕事に対して感謝の言葉を述べます。感謝の言葉を述べられると人は自分が役に立ったと感じ,やる気がみなぎってきます。

どんな人が燃えつきやすいのか,そしてなぜ燃えつきるのかを知るとそれだけでも,この問題に取り組むのが容易になってきます。
(September 10, 2007 12:11:24)

cpainvestor:

皆様

たくさんの参考になるコメントに、感謝します。ブログを書き続けてきて本当に良かったと思いました。

グレゴリアンさんの言うように「こつこつと一つずつこなす」というのは、王道のような気もします。

うぉーにんさんの言う単純作業もやってみる価値がありそうです。

自己啓発本は、ちょっと今は遠慮気味です。すみません。漫画やマージャンは気分転換にはよさそうですが、そこまで時間的余裕がないところまで追い込まれつつあります。(マージャンなんて、最後にやったのは、10年くらい前かもしれません)

燃え尽き症候群に関する記述、大変、勉強になりました。私のために、時間を使って、書き込みをして頂いたことに、感謝します。どういったお仕事をされている方でしょうか?こういった分野がご専門で研究されている方なのでしょうか。「看護者の燃え尽きる割合は高いのに対して、産科医が燃え尽きる割合が低い」というのは、うなづけるような気がします。

M&Aの仕事も面白くないわけではありませんが、IPOの方が、時間も長くかかり大変ですが、ずっと達成感があります。これも産科医と似た感覚なのかもしれません。

IPOは現場で4社経験して、正直少し「燃え尽きた感」があったのは、事実です。

これから、何を本業にして、何のために生きるか、少し時間ができたら、よく考えてみたいと思います。

下り坂がいつまでも続くわけではなく、いつか再び昇り坂となることをイメージしながら、もう少し踏ん張りたいと思います。

とりあえず、目の前の仕事、仕上げなくてはいけません。今日、明日あたりは、徹夜かもしれません(泣)。そんな根性、残っているか不安ですが。
(September 10, 2007 20:30:51)
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