November 13, 2005

ローンスターを見習うべし

 東京スター銀行にパシフィックゴルフとローンスターの投資EXITが目立っている。両方で数千億円のキャピタルゲインを得るはずである。今頃投資チームはハイタッチだろうか。
 それにしても98年〜00年の動乱期に、ワンマンオーナーのどうしょうもない破綻第二地銀を買収し、これを株式市場で売れるまで仕立て上げて、この時期に売却するシナリオを完遂したファンドチームの手腕に脱帽する。
 同時期に右も左もわからぬ新人会計士として、倒産企業の巨額のデューデリ案件にぶちこまれ、青天井の残業代をもらって喜んでいた自分が懐かしい。あの頃、なぜ多くの外人ファンドが高いデューデリコストを支払ってまで倒産物件に群がるのか理解できなかった。欧米で似たような経験をしていたからこそできた決断なのだろうが、本当にあっぱれである。
 次の不況が来たときに、彼らと同じような決断ができるかどうか、ここに「真の投資家」となれるかどうかの踏み絵があると思われる。
 せめて、彼らのEXITのタイミングだけでも見習いたい。そろそろEXITを実施してCashポジションを高めよう。

Posted by cpainvestor at 21:42:55 | from category: c.投資雑感 | TrackBacks
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