July 06, 2006

イタリア代表チームの試合運びに脱帽

  イタリア−ドイツの準決勝。私は今のところ、この大会一番の面白い試合だったと思います。ホームの大声援に支えられて、ボールを支配し責めようとするドイツと守りを固めた上で、虎視眈々とゴールを狙うイタリア。

  サッカースタイルが退屈だといわれ、批判を浴びつつも、カテナチオといわれるイタリアのディフェンスは有名です。ネスタとカンナバーロのセンターバックは、そのカバーリングのセンスといい、フィジカル面での強さといい、本当に日本代表に欲しい選手ですね。
  まず守りを固め、失点を最小限に抑え、「負けないサッカーをめざす」その上で、「ワンチャンスをものにできるファンタジスタがいれば最高」というのがイタリア国民の理想のチームなのかもしれません。
  疲労がピークに達していても、最後の最後まであきらめず、延長後半残り1分のところでの絶妙なコースへのシュートによる先取点と、攻めに来たドイツを逆手にとって逆襲速攻でとったデルピエーロの2点目。イタリアにしてみれば「してやったり」ということなのでしょうが、サッカー先進国の試合巧者ぶりを見せつけられたような気がしました。

  
  投資哲学もこんなイタリアのサッカースタイルを真似たほうがうまくいくような気がします。つまらない、夢のない投資スタイルだといわれながらも、下値不安の少ない割安地味系のバリュー銘柄(特に成熟産業がいいように思います)を相場の過熱感がないときにこつこつ拾って、あとはじっとひたすら耐えて待つディフェンシブ戦略を中心とすることです。その上で急成長に期待するファンタジスタ銘柄が1つ2つはあっても良いのかもしれません。
  サッカーを見ながら、また株式投資のことを考えてしまいました。


07:05:50 | cpainvestor | | TrackBacks